トリガーポイントとは?

トリガーポイントとは、痛み、コリ、シビレなどととても関係の深い変性部位のことで、症状の引き金となる筋肉や筋膜に出来たシコリをトリガーポイントと呼びます。
たとえば寝違いしたときに、首の痛みのあるシコリを数秒間押さえるとズーンと周囲に響いて、しばらくすると痛みが消えることがあります。これがトリガーポイントです。

筋膜性疼痛症候群(きんまくせいとうつうしょうこうぐん

筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome = MPS)とは、筋肉や筋群を包む筋膜にできるシコリ(硬結 こうけつ)が原因となって痛みやしびれを引き起こす病気のことを言い、筋膜にできるシコリの部分がトリガーポイントにあたります。シコリ=トリガーポイントを圧迫すると、周囲や離れたところに痛み(=関連痛)を発生させます。

このシコリは、重い物を持ち上げたり、同じ動作を反復するなど日常の動作や運動、こむら返り(筋肉の痙攣)、ケガ(捻挫、打撲、肉離れ)、交通事故(急な外力)により筋肉や筋膜に微小な損傷ができ痛みを発現させます。この痛みは数日で回復するのが通常ですが、反復して筋肉や筋膜に過度の負担をかけたり、冷やされることにより血液循環が悪くなり、その筋肉や筋膜が収縮/small>(痙攣)したままになり回復できなくなります。

筋肉の損傷に加えて、ビタミンC、B-1、B-6、B-12、カルシウム・カリウム・鉄分の不足なども筋膜性疼痛症候群発症(MPS)の原因と考えらます。

いろいろ治療を試したがなかなか治らない頑固な頭痛、腰痛、坐骨神経痛、その原因は、筋肉にあるトリガーポイントが悪さをしていることがあります。

トリガーポイントができる原因

トリガーポイントの発生原因

トリガーポイントの発生原因
トリガーポイントは、筋肉を過度に収縮や伸張させる事や外傷などによってできる微小な筋損傷が元になりできます。そして、そこに反復する動作をつづけたり、同じ姿勢を長く保持して筋肉を収縮しつづけたりすると、筋肉の血液循環が悪くなりエネルギー(酸素や栄養)が不足しトリガーポイントができて痛みやコリ、シビレなどの症状が発現します。

トリガーポイント療法によって改善できる理由

知識と技術があればトリガーポイントは、容易に見つけ出すことができます。そのトリガーポイントを治療することで、慢性化した 頭痛、肩こり、腰痛、坐骨神経痛、寝違えやぎっくり腰などの急性の痛みを改善することができます。
あやた接骨院では、この科学的な現代の鍼治療で症状改善のお手伝いをさせていただきます。